(株) ヒグチ設計
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館林の家 ~神々の住む家~

家相に凝るT氏と水回り・玄関の位置などクリアした後、本格的なプランニングが始まります。西を高くして東を低く、奇数の屋根など教えに逆らわず、うまく生かすようにと思いながら進めていきました。
まず中央には広い吹き抜けを持つリビング・ダイニングを設け、西側に主寝室と客間の続き間、それを収納や床の間・縁側などで取り囲むことで、西日や騒音をシャットアウトし断熱を高め、プライバシーを保護します。螺旋階段を通して2階に子供室、1階の東側には母親の部屋とキッチンといったように、リビングを中心としたパブリックスペースでのコミュニケーションを高めるように計画しました。
内観は真壁工法で柱と梁を露出させ、漆喰と障子など民芸風のデザイン。外観は断熱性の優れたALCの50mmを使用し、妻側の壁と庇の取り合いもR状に加工し、違和感のないよう工夫しています。

群馬県館林市|1992
W造 2階
延床面積:60坪